「私、英語ができないんです。」
日本で外国人とのコミュニケーションが必要な場面に遭遇すると、必ずといっていいほど耳にするフレーズです。でもそれって、本当でしょうか?
そんなことはないですよね?だって、実は、日常生活に必要な単語のほとんどは、中学生までに習っているんですから。日本の義務教育は大変すばらしいので、必要なことはもうすでに知ってるんです。
英語はリンガフランカ
リンガフランカという言葉を聞いたことがありますか?
「Lingua franca(リンガ・フランカ)」とはイタリア語で「フランク国の言語」という意味で、異なる言語を使う人達の間で、意思伝達を目的として使われる言葉を指します。その昔は、通商の場で使われていたようです。
「国際共通語=リンガフランカ」だとすると、現代のリンガフランカは英語と言えます。
生活の中で、伝えようとしてみよう。
茂木健一郎さんが、ツイッターでこうおっしゃっていました。
言語自体には上下はない。世界にある数千の言語は、すべて平等だ。たまたま、歴史的な偶然から、英語がlingua francaになった。日本語も、英語も、言語としては対等上等だ。では、なぜ、英語をやるのか。英語「で」しかアクセスできない内容に、触れるため。それ以外に意味はない。
茂木健一郎@kenichiromogi 3:06 PM · Nov 26, 2014·Twitter Web Client
そうそう。意思伝達のために言葉というものはあるのです。
アメリカを含む英語圏の人達が、英語でのコミュニケーションに優位なのは当たり前なので、英語が母国語でない私たちが、最初から頑張って「美しくて文法が正しいフレーズ」を使う必要はありません。単に「意思伝達の道具」である以上、どんな変な英語でも意思疎通ができればいいんです。
アメリカ人の友達の数と英語との関係
聞き取れない?
ゆっくり話してもらえばいいのです。知ってる言葉に言い換えて(Rephraseして)もらえばいいのです。
話せない?
最初はみんなそうですよ。焦らずにいきましょう。冷たい態度の人もいますが、気にしない、気にしない。ちゃんとわかろうとしてくれる人達もたくさんいます。アメリカとは、そういう国です。
そうしていくうちに、だんだんリズムとコツがつかめてきて、アメリカでの生活のコミュニケーションは楽しくなってきます。
楽しくなってから、正しく学んでいけばいいんです。
アメリカ人(English Speaking)の友達が多いか少ないを決める大きな要因は、「英語がどのくらい流暢か」ではなく、「日々の生活の中で、どのくらい楽しく意思疎通をしているか」、なんだと思います。
アメリカは好きだけど、「英語ができない」を理由に、アメリカ進出をあきらめるなんてもったいないですよ!そんな思い込みは捨てて、生活の中で気楽に楽しく、アメリカをどんどん経験してみてください。
本日もブログをお読みいただきまして、ありがとうございました。