アメリカで気ままに暮らしてもう19年。
東京と行き来しながら第一線で働く癒し系シングルマザーのストーリー。
Yoshikoについてー簡単な自己紹介
- 【名前】Yoshiko
- 【居住地】ロサンゼルス
- 【家族】国際結婚14年目で離婚、息子がひとり。
- 【出身地】福岡生まれ、長崎育ち。広島大学教育学部出身。カリフォルニア州ロサンゼルスに移住、テキサス州ヒューストンに約3年在住後、大好きなロサンゼルスに戻る。
- 【性格】のんびり、楽観主義、典型的なO型、わりと社交的、人にはよく話しかけられる。
- 【好きなもの】ヨガ、ピアノ、カラオケ、ウインドウショッピング、ビーチの散歩、インテリアショップや雑貨屋さんの徘徊、お酒、音楽鑑賞、英語、納豆、明太子、ポークジンジャー、芋焼酎。
- 【苦手なもの】足が全くない生き物(へびとか)、足がいっぱいある生き物(ムカデを含む虫全般など)、食感が柔らかいのか硬いのかわからない系(イカ、タコなど)、口の中で磯の香りが弾ける系(オイスター、いくら など)、カステラとちゃんぽん(長崎出身ですが)、お水がないと喉を通らない食べ物(焼き芋、固ゆでたまごなど)。ドッチボール含む球技全般、椅子取りゲーム(トラウマです)。
- 【カラオケ】 今井美樹、ドリカム、松田聖子、工藤静香、ミスチル、高田みずえ、岩崎宏美、小林明子、キャンディーズ、山口百恵、いきものがかり、綾香、宇多田 ヒカルなど。
- 【音楽鑑賞】Beatles, Eagles, Billy Joel, Michel Franks, Sting, George Michel, jill Scott, Dina Krall, Michel Jackson, Prince, Bruno Mars, John Mayerなど。映画音楽。カラオケで歌う曲。
ストーリー ブログ運営に至るまでの道のり
渡米と結婚―迷いの日々
日本の大学を卒業して数ヶ月後に出た旅の途中で、アメリカ人の元夫と出会いました。一旦、日本に帰国したものの、ほどなく、結婚のために渡米することに。
もともとアメリカは大好きで、ずっと住んでみたいと思っていましたが、そんな私にとっても、結婚後のアメリカでの生活は「山あり谷あり」。特に渡米したばかりの頃は、山よりも谷が多く、異国での新しい生活への高揚感より、挫折ばかり味わっていたように思います。
「どうしてこうなっちゃうんだろう?」
慣れないカルチャーと言葉の壁。普通の生活が一人前にできず、途方に暮れる毎日でした。
子育て奮闘記
かわいい息子が生まれてからは、途方に暮れていられなくなりました。元夫が、もっと安定した将来のためにLaw Schoolに通うと言い出したのです。
息子が1歳半になった頃、日系企業に就職。息子のお迎えがありましたので、いつも時間に追われていました。潮時には何度か転職したものの、仕事は継続。言うまでもなく、元夫が学校に通っていた3年間は、一家の大黒柱でした。
子供の成長に伴い、現地校や週末の日本語学校だけでなく、野球やバスケなどのスポーツ課外活動もかなり活発化してきました。自分の時間も週末もありません。とても大変でしたが、息子の笑顔に励まされ、たくさんの人と接することで、アメリカのカルチャーを学んだことは事実です。時間はかかりましたが、肩から力が抜けると、生活は快適で楽しいものとなりました。
そして、子育ての合間を塗ってなんとか確保した友達との時間は、自分に戻れる大切な時間でした。
離婚―ひとりで東京へ
元夫と離婚し、一段落したタイミングで変化を求める気持ちが強くなり、「人生をリセットして、一からやりなおしてみよう。」と決意。
子供をアメリカに残し、すっかり慣れ親しんだロサンゼルスを去り東京に移住。7年半、東京にある外資企業でお仕事をしたのです。
自宅は港区。徒歩圏内にあるオフィスは、東京タワー近くの高層ビルの中でした。
ほぼ壁一面にあるオフィスの大きな窓から見下ろせる東京の絶景。日本にいながらも英語が話せる環境と、外資企業の自由な社風。流行りの服を着て、闊歩しながら通勤していました。
おいしいものも、エンターテイメントもたくさんある。どこに行っても小綺麗で、美しいものばかり。便利で何でもある東京の生活は楽しかったです。
違和感―ロサンゼルスでの決意
「なんだか息苦しい。」
ちょっとした違和感を感じ始めたのは、7年が経った頃でしょうか。日本独特の「型にはめる」カルチャー。職場が外資企業でも、その縛りに嫌気がさしたのかもしれません。
「やっぱり大好きなアメリカに帰ろう。」
「アメリカをベースに、日本と掛橋になるような仕事をしよう。」
そう決意してから1年程で、あっという間に仕事が決まりました。2019年12月半ばに東京を離れ、ロサンゼルスへ。
その3ヶ月後に、今度はパンデミックとなり、生活も働き方にも変化を余儀なくされましたが、
ロサンゼルスにいると、なぜか元気になれる。どんなことも、青い空とさわやかな風が癒してくれる。
「これからも前を向いて生きよう。」
そして今は、ご縁があって、「アメリカ移住サポート」のお仕事にも携わっています。念願かなって、「アメリカと日本の掛橋」になるようなお仕事です。
このブログを通して伝えたいこと
私は日本で生まれ育ちましたので、「他者とのハーモニーを大切にすること」は当たり前のことでした。
「自分よりも、まず他人」「いつも空気を読む」いつの間にか、そんな考え方に基づいたスキルが身について、癖になってしまっていたように思います。
アメリカのカルチャーは、個人を尊重することに基づいています。特に都市部は、多国籍文化で溢れていますので、個人を尊重することは、同時に、他人を受け入れることです。初めて渡米したばかりの頃は、どうやって自分の個性を大切にした上で表現していいのかわからず、本当に戸惑うことばかりでした。
アメリカでは、「自分よりも他人」なんて人はまずいませんから、他人を優先しすぎると、自分が置き去りになってしまうのです。
紆余曲折しながらも、アメリカで生活をしていくうちに、「個人と他人をリスペクトする感覚」を培っていくことができるようになり、子供の頃に培った「他者とのハーモニーを大切にする感覚」と相まって、生きることがとても楽になりました。
私は、このブログを通して、アメリカ移住を希望する方をサポートするのはもちろんのこと、移住はしなくてもアメリカが大好きな人にもアメリカでの暮らしを知ってほしいと思います。アメリカでの生活は全く考えてない方でも、こんな暮らし方や考え方もあるんだ!ということを知ってもらうことで、生きることが楽になるといいなぁと思っています。
オリジナリティ
私のアメリカでの人生を振り返ると、やっぱりいろいろありました。
右も左もわからず、英語でのコミュニケーションもうまくいかず、一人前ではない感に苛まされ、貝のようだった時期。
どちらかというと勢いでした国際結婚と出産。仕事と子育ての両立で憔悴し、ヘトヘトだった時期もあります。
私から切り出した離婚とはいえ、実際に離婚のプロセスに入ると、私の決意と罪悪感の狭間で、かなり苦しみました。そして、実際にシングルマザーになってからは、共働きとは違う大変さがあったように思います。
「もうダメだ!」と、何度も思いました。でも、本気になれば人間は何でもできるものです。
辛い時も楽しい時も、いつもいつも私の周りには助けてくれる人達がいて、どんな状況でも受け入れてくれるアメリカのカルチャーがあったおかげで、救われました。
早いもので、アメリカで暮らしてもう18年目です。今も変わらず、第一線でお仕事をしていますが、やっぱりのんびり楽しく生きています。今では大きくなった息子との関係も良好で、元に戻ろうなんて気持ちは全くありませんが、今でも元夫とは普通に話します。
毎日の生活で、「どうしてそうなるの?」という理解不能な状況には、今でもよく陥りますが、それでもやっぱりアメリカでの生活は楽しくて愛おしいです。呼吸がちゃんとできるというか、囚われずのびのびできるというか。自分の個性を包み隠さず、自由に生きることができる環境です。
それが許される分だけ、他人が違う意見を持っていても、柔軟に受け入れていけるようになります。
私にとってアメリカは、強く優しく生きていける場所です。
このブログの運営方針
私は、このブログを通して、アメリカで起業して移住される方々、もしくは、赴任のために移住する方々をメインの対象として、以下のような情報を、2本柱で発信できればいいなぁと思っています。
1.アメリカでの生活で必要となる手続きや手段について
・アメリカ移住の方法(起業・就労ビザ取得など)
・アメリカで生活を始めるために必要な手続きについて
・アメリカ生活で日常的・定期的に必要となる手続きについて など。
2.アメリカを生きる上で、必要な心構えについて
・アメリカのカルチャーについて
・アメリカでの生活で起こりうること
・ Life Changing Eventsで分岐点に立った時の選択肢 など。
アメリカで生活をしていると、常識が日本と全く違うため、びっくりするようなことが多々起きます。
どんなに文法的に完璧な英語を話したところで、アクセントでわかってもらえず、落ち込んでしまうこともあります。言葉だけでなく、バックグラウンドの違いから居場所がなくなり、孤独感に苛まされることも度々です。
それでも、アメリカでの生活はやっぱり楽しいと感じます。アメリカはいくつになっても自由に生きていける国だからです。
自分らしく、自分の足で立って生きていることを肌で感じながら生きることができます。だから私は、アメリカに戻ってきました。そんな私が大好きなアメリカでの暮らしがどんなものか伝え、アメリカ移住を目指す方々を少しでもサポートできるといいなぁと思います。
生活する上で必要な手続きの処理方法など、困ったときにパッと情報が出てくるような有益な情報を発信することも大きな目標の一つです。それだけでなく、マイノリティとして劣等感を抱いたり、一人前ではないような錯覚に陥って落ち込んだりしたときに読むと「少しでも元気が出るブログ」にしたいと思っています。
私が目指す世界ーEvery day is a new day
人生いろいろ。晴れる日もあれば、嵐の日もあります。でも、変わらないものは何もないのです。すべては季節のように巡っていき、良くも悪くも形を変えていきます。
明日は必ず、明日の風が吹くのです。
だから私は、「Every day is a new day」だと思って生きています。 今日やりたいことは、基本的には先延ばしにはしません。
いろいろあってもアメリカで楽しく生きていこう。ただ楽しく生きるだけではなく、私の視点から見た、今日のアメリカを書き綴ってみよう。今日は昨日の続きでも、明日は今日の続きでもないのだから。
そうすることで、アメリカで自立を目指す人達はもちろん、世界中の誰かの最初の一歩を踏み出せる力になれるといいなぁと思っています。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。心から感謝いたします。